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引越しの梱包準備期間

引越し準備に必要な期間は、荷物の量(主に部屋の広さ)と行うべき手続きの複雑さ(単身か家族か、賃貸か一軒家か)によって大きく異なります。

ここでは、物件探しから引越し当日までに必要な準備期間の目安を、部屋の広さや家族構成で分けてご紹介します。


 

引越し準備期間の目安(物件探しを含む)

 

区分 部屋の広さ・荷物量 準備期間の目安
単身・一人暮らし ワンルーム・1K程度 2週間〜1ヶ月半
夫婦・二人暮らし 1LDK〜2LDK程度 1ヶ月半〜2ヶ月
家族(3人以上) 2DK〜3LDK程度 1ヶ月半〜2ヶ月
一軒家・大荷物 荷物が多い、持ち家売却が絡むなど 2ヶ月〜3ヶ月以上

※ 上記の期間は、部屋探しから始めて、荷造り、各種手続き、引越し業者選定までを含めた「ゆとりを持った」目安です。新居が既に決まっている場合は、この期間から「物件探し」にかかる時間を差し引いてください。


 

1. 単身・一人暮らしの場合(ワンルーム・1K程度)

 

期間の目安 主な準備内容
2週間〜1ヶ月半 荷物が比較的少なく、手続きもシンプルなので、早く動けば最短2週間程度で完了します。
【1ヶ月前】 ・物件探し、契約・現住居の解約通知(通常1ヶ月前まで)・引越し業者選定(見積もり)
【2週間前】 ・役所手続き(転出届など)・ライフライン(電気・ガス・水道)の停止/開始手続き・不要品の処分(売却・廃棄)開始
【1週間前〜当日】 ・荷造りの完了・新旧居での立ち会い、引き渡し

 

2. 家族(ファミリー)の場合(2LDK以上、または一軒家)

 

期間の目安 主な準備内容
1ヶ月半〜3ヶ月以上 荷物が多く、家族全員分の手続きや、学校・習い事などの連絡も必要になるため、時間がかかります。一軒家の場合は、特に時間がかかります。
【2ヶ月前】 物件探し・売却手続き(一軒家の場合)・引越し業者選定(複数見積もり)・現住居の解約通知(2ヶ月前が必要な場合がある)
【1ヶ月前】 子どもの転校手続き開始・不用品の選定と処分を本格化・インターネット、駐車場の解約手続き
【3週間前】 ・荷造りの開始(使用頻度の低いものから)
【2週間前〜当日】 ・役所手続き・ライフライン停止/開始・荷造り完了

 

期間が長くなりがちな要因

 

特に以下のケースでは、準備期間を長く見積もる必要があります。

要因 必要な準備期間の目安
引越し繁忙期 3月・4月に引越す場合、業者や不動産の手配が混み合うため、通常よりも1〜2ヶ月早く(3ヶ月前など)動き出すことが推奨されます。
大荷物・一軒家 荷物の整理や処分に時間がかかるため、2ヶ月以上かけて計画的に荷造りをする必要があります。
持ち家(一軒家など) 新居の購入・建築や、現住居の売却手続きが絡むと、数ヶ月〜半年以上かかることもあります。引越し自体は売買契約の決済日に合わせて行います。
特殊な手続き 海外転勤、転校、ペットの移動、ピアノなどの特殊な運搬物が絡む場合も、通常より時間がかかります。

【梱包の優先順位(大まかな手順)】

 

優先順位 時期目安 荷物の種類 ポイント
最優先(STEP 1) 引越し2〜3週間前 使用頻度の低いもの 「捨てるもの」の選別も同時に行うことで、荷物量を減らすことが最も重要です。
    シーズンオフの衣類や寝具(冬のヒーター、夏の扇風機など)  
    本、CD、DVD、コレクション、趣味のグッズなど  
    来客用の食器、使用頻度の低い調理器具(ホットプレートなど)  
    思い出の品(アルバム、古い手紙、記念品など)  
中優先(STEP 2) 引越し1週間前 日常生活でたまに使うもの まだ使う可能性のあるものは、ダンボールの蓋を完全に閉じずに残しておくのも手です。
    季節の変わり目の衣類、普段あまり履かない靴  
    非常用持ち出し袋以外の食品のストック、日用品のストック  
    書類(取扱説明書、古い契約書など)  
    工具、掃除用品(引越し前の掃除に使うもの以外)  
最低優先(STEP 3) 引越し前日〜当日朝 引越し直前まで使うもの これらの荷物は、新居ですぐに取り出せるように、別の箱にまとめるのが非常に重要です。
    日常的に使う衣類、下着、パジャマ  
    洗面用具、化粧品、医薬品  
    携帯の充電器、Wi-Fiルーター、PC  
    最低限の食器、簡単な調理器具  
    貴重品、重要書類(契約書、通帳、印鑑) ダンボールに入れず、自分で持ち運ぶバッグにまとめます。

 

【梱包を効率的に進めるコツ】

 

  1. 部屋をブロック分けする:

    • 玄関から遠い部屋(寝室、納戸など)から荷造りを始め、玄関近くの部屋(リビング、キッチン)を最後にすると、荷物で通路が塞がれるのを防げます。

  2. 新居の部屋ごとに分ける:

    • ダンボールの上面と側面に、新居の「部屋名」(例:2階寝室、キッチンなど)を大きくマジックで書いておくと、荷解きが非常にスムーズになります。

  3. 「最優先ボックス」を作る:

    • 引越し後すぐに必要になるもの(トイレットペーパー、ハサミ、軍手、掃除用具、着替え1日分、スマホの充電器など)だけを詰めたダンボールを1つ作り、「最優先」と赤字で目立つように記載し、トラックの最後に積んでもらうように業者に伝えます。

  4. 重さとサイズのルールを守る:

    • 重いもの(本や食器)は小さいダンボールに詰める。

    • 軽いもの(衣類やタオル)は大きいダンボールに詰める。

    • ダンボール1箱の重さが、女性でも持てる15kg以内に収まるようにします。

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