引越しの梱包準備期間
引越し準備に必要な期間は、荷物の量(主に部屋の広さ)と行うべき手続きの複雑さ(単身か家族か、賃貸か一軒家か)によって大きく異なります。
ここでは、物件探しから引越し当日までに必要な準備期間の目安を、部屋の広さや家族構成で分けてご紹介します。
引越し準備期間の目安(物件探しを含む)
※ 上記の期間は、部屋探しから始めて、荷造り、各種手続き、引越し業者選定までを含めた「ゆとりを持った」目安です。新居が既に決まっている場合は、この期間から「物件探し」にかかる時間を差し引いてください。
1. 単身・一人暮らしの場合(ワンルーム・1K程度)
2. 家族(ファミリー)の場合(2LDK以上、または一軒家)
期間が長くなりがちな要因
特に以下のケースでは、準備期間を長く見積もる必要があります。
【梱包の優先順位(大まかな手順)】
優先順位 | 時期目安 | 荷物の種類 | ポイント |
最優先(STEP 1) | 引越し2〜3週間前 | 使用頻度の低いもの | 「捨てるもの」の選別も同時に行うことで、荷物量を減らすことが最も重要です。 |
・シーズンオフの衣類や寝具(冬のヒーター、夏の扇風機など) | |||
・本、CD、DVD、コレクション、趣味のグッズなど | |||
・来客用の食器、使用頻度の低い調理器具(ホットプレートなど) | |||
・思い出の品(アルバム、古い手紙、記念品など) | |||
中優先(STEP 2) | 引越し1週間前 | 日常生活でたまに使うもの | まだ使う可能性のあるものは、ダンボールの蓋を完全に閉じずに残しておくのも手です。 |
・季節の変わり目の衣類、普段あまり履かない靴 | |||
・非常用持ち出し袋以外の食品のストック、日用品のストック | |||
・書類(取扱説明書、古い契約書など) | |||
・工具、掃除用品(引越し前の掃除に使うもの以外) | |||
最低優先(STEP 3) | 引越し前日〜当日朝 | 引越し直前まで使うもの | これらの荷物は、新居ですぐに取り出せるように、別の箱にまとめるのが非常に重要です。 |
・日常的に使う衣類、下着、パジャマ | |||
・洗面用具、化粧品、医薬品 | |||
・携帯の充電器、Wi-Fiルーター、PC | |||
・最低限の食器、簡単な調理器具 | |||
・貴重品、重要書類(契約書、通帳、印鑑) | ダンボールに入れず、自分で持ち運ぶバッグにまとめます。 |
【梱包を効率的に進めるコツ】
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部屋をブロック分けする:
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玄関から遠い部屋(寝室、納戸など)から荷造りを始め、玄関近くの部屋(リビング、キッチン)を最後にすると、荷物で通路が塞がれるのを防げます。
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新居の部屋ごとに分ける:
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ダンボールの上面と側面に、新居の「部屋名」(例:2階寝室、キッチンなど)を大きくマジックで書いておくと、荷解きが非常にスムーズになります。
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「最優先ボックス」を作る:
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引越し後すぐに必要になるもの(トイレットペーパー、ハサミ、軍手、掃除用具、着替え1日分、スマホの充電器など)だけを詰めたダンボールを1つ作り、「最優先」と赤字で目立つように記載し、トラックの最後に積んでもらうように業者に伝えます。
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重さとサイズのルールを守る:
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重いもの(本や食器)は小さいダンボールに詰める。
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軽いもの(衣類やタオル)は大きいダンボールに詰める。
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ダンボール1箱の重さが、女性でも持てる15kg以内に収まるようにします。
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