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「いつか使うかも」そんなあなたへ

「いつか使うかも」という感情は、断捨離の最大の敵ですよね。それを乗り越えて手放すための具体的なアクションをいくつか提案します。


 

「いつか使うかも」を捨てるための具体的なアクション

 

 

1. 期限を設定する「保留ボックス」戦術

 

  • 保留ボックスを作る: 「いつか使うかも」と思うものを一時的に入れる箱(または袋)を用意します。

  • 日付を記入する: 箱に、3ヶ月後や半年後の日付を大きく書きます。

  • 期限が来たら即決する: その日付が来たら、箱を開けずに、または中身を確認して**「この期間中に一度も使わなかった」**という事実に基づき、**自動的に処分(捨てる、売る、寄付する)**します。

    • ポイント: 期間中は箱の存在を忘れて生活してみることが重要です。

 

2. 代替品を意識するアクション

 

  • 「代替品リスト」を作る: そのアイテムを失った場合、代わりに使えるもの(他の手持ち品、100円ショップで買えるものなど)を書き出します。

    • 例: 古い工具 「いざとなればホームセンターでレンタルできる」

    • 例: 細かい手芸材料 「必要な時に手芸店で少量を買い直せる」

  • 「買い直しのコスト」と比較する:

    • 保管場所(スペース)の価値と、もし必要になった場合の**「買い直しの金額(&手間)」**を比較します。多くの場合は、買い直しのコストより、今そのスペースを空けるメリットの方が大きいと気づけます。

 

3. 感情ではなく事実で判断するアクション

 

  • 「もし使うとしたら、いつ?何を?」を具体化する:

    • 「いつか使う」の「いつ」を**具体的な日付(例:来月の友人とのキャンプ、来年の子どもの入学式など)に設定してみます。具体的な予定が浮かばないなら、それは「限りなく使わない」**ということです。

    • 「何のために使うか」を具体的に言えないなら、それは**「目的不明のストック」**です。

  • 「使用履歴」をチェックする: 最後に使ったのが1年以上前のもの(服ならワンシーズン着なかったもの)は、今後も使用頻度は低いと判断し、処分候補にします。

 

4. スペースを空けるインセンティブを作るアクション

 

  • 「理想のスペース」を設定する: そのアイテムがあった場所に、**本当に置きたいもの(趣味の道具、お気に入りの雑貨、何も置かない空間など)**を設定し、写真を撮るか書き出します。

  • 「空いたスペースの価値」を考える:

    • そのアイテムを処分することで、クローゼットが閉まるようになる、本棚に新しい本が入る、という目に見える成果を意識します。

 

5. 「手放すハードル」を下げるアクション

 

  • 「ゴミ」としてではなく「次の持ち主へ」と考える:

    • フリマアプリに出品する、リサイクルショップに持ち込む、寄付するなど、誰かの役に立つという形で手放す方法を選ぶと、「もったいない」という罪悪感が軽減されます。

    • 重要: 出品や持ち込みが面倒で放置するくらいなら、迷わず**「ゴミとして処分する」**方が、スペース確保という目的には早く到達します。

これらのアクションを組み合わせることで、「いつか使うかも」という漠然とした不安を具体的に処理し、手放す決断をしやすくなります。

 

「いつか使うかも」の代表的なアイテム

 

 

1. 衣類・ファッション雑貨

 

  • サイズアウトした服: 「痩せたら/太ったらまた着るかも」「子や孫に着せるかも」という期待。

  • 高価だった服やバッグ: 「高いお金を出したから、もったいない」という金銭的な理由。

  • 流行遅れの服: 「いつかまた流行が戻ってくるかも」という期待。

  • 来客用のスリッパやタオル: 頻度は少ないが、「いざという時」のためにとっておく。

 

2. 書類・情報系

 

  • 昔の教科書、参考書: 「また勉強し直すかも」「知識が詰まっている」という学習意欲や知識への執着。

  • 家電の古い取扱説明書: 「保証書がついているかも」「故障した時に必要かも」という不安。

  • ポイントカード、クーポン券: 「期限内に使うかも」というお得感への執着。

 

3. キッチン・日用品

 

  • 用途の限られた便利グッズ: ゆで卵カッター、レモン絞り器など。「いざという時役立つはず」という期待。

  • 大量の紙袋、ビニール袋、保冷剤: 「誰かに物を渡す時に必要」「予備として」という実用性への期待。

  • 景品やノベルティグッズ: もらった時の思い出や、「新品だからもったいない」という気持ち。

  • 蓋のないタッパー、欠けた食器: 「何かの用途で使えるかも」「予備」という実用性への期待。

 

4. 電子機器・ケーブル

 

  • 古い携帯電話、スマホ: 「中のデータが必要かも」「思い出の写真があるかも」という思い出への執着。

  • 正体不明の充電器、ケーブル: 「何の機器用か思い出せないが、捨てて困ったらどうしよう」という不安。

 

5. 思い出・趣味関連

 

  • もらった手紙、年賀状、プリクラ: 「読み返すかも」「大切な人との思い出」という感情的な理由。

  • 昔の趣味で使っていた道具: 手芸キット、スポーツ用品、楽器など。「また再開するかも」という未来の自分への期待。


 

「いつか使うかも」の正体(捨てられない理由)

 

多くの「いつか使うかも」のアイテムは、以下の3つの心理のいずれか、または複合的な要因で手放せなくなっています。

  1. もったいない感情(過去):

    • 高かった、人からもらった、新品だから捨てるのはもったいない。

  2. 未来への不安(未来):

    • 今後、必要になった時に手元にないと困るのではないか。

    • また買い直すのは手間だしお金がかかるのではないか。

  3. 思い出への執着(過去):

    • それを使う予定自体はないが、持っていることで当時の楽しかった思い出が蘇る。

これらの「いつか使うかも」なものを処分するためには、これらの感情や不安を「具体的なアクション」で乗り越える必要があります。

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